「プラチナナース」と呼ばれる60歳前後の看護師の需要が高くなっています。もともと看護師はいつの時代でも人手不足のイメージのある職業ですが看護師は定年の年齢になっても採用してくれる可能性が高いです。プラチナナースはどんな場所で活躍できるのでしょうか。
1つ目はナースセンターです。ナースセンターとは詰所(つめしょ)と呼ばれていたところですが看護師が申し送りをしたり、患者さんに必要なカルテやデータ、病室へ運ぶ投薬などが準備されています。この場所では、看護師を支えるナースセンター付けの看護師がいます。入院施設のある病院では、配属先を意図的に数年で異動をする事はよくあります。プラチナナースは、大病院に勤めた経験がある人が多いためナースセンターなど全体を見回す業務が向いています。
他にも介護施設でもプラチナナースは活躍できます。こちらは働き方もいろいろです。特別養護老人ホームは住み込み型なので病院の勤務にも似ているので働きやすいでしょう。労働時間を自由に決めたいなら訪問看護も求人が多いです。
気になる収入面ですが、プラチナナースのように定年になっても仕事をしている人のための雇用保険があります。雇用保険マルチジョブホルダーとは、退職し雇用保険が終了しても2か所以上で勤務をしている65歳以上の方は条件をクリアできれば雇用保険に加入できるというシステムです。
看護師として勤務する平均年齢がどんどん上がっています。2021年に厚生労働省が出した資料によると平均年齢は42歳、40代が全体の約3割を占めています。これに伴って、プラチナナースの働く場所もどんどん増えていく傾向です。